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 宮古島でとれる農作物


(2010年のデータをベースにしています。)

 
サトウキビ
宮古島で一番多く作られている農作物です。 
春植えと夏植えがあり、
年間約34万トン前後収穫(しゅうかく)されます。 
宮古島のサトウキビの生産量は、沖縄県全体の約40%です。
新鮮なサトウキビの絞(しぼ)り汁を煮詰(につ)めて作ったのが黒砂糖で、カリウムやカルシウム、鉄など多くのミネラル成分を含んでいます。 

宮古島の多くの家庭には、黒砂糖が常備(じょうび)されていて、お茶うけや料理に利用しています。 
昔、子どもたちはおやつにサトウキビを小さく切ってもらって、食べていました。 とても甘くて美味しいし、良くかむので “アゴも丈夫になる” と、言われていました。 
みんなもサトウキビを食べてみるといいよ!
 
島野菜  
  ニガウリ
ニガウリはにがい野菜だけど、ビタミンCなどの栄養をたくさん含んでいて、沖縄の暑い夏を元気に過ごすために、よく食べます。
宮古島では、ニガウリを「ゴーラ」といいます。 沖縄では「ゴーヤー」、アメリカでは、「ビターメロン」(にがいメロン)といいます。
たくさんある料理の中でも、ゴーヤーチャンプルは人気があります。 ニガウリの天ぷらも美味しいよね! 生でサラダにして食べるとチョットにがいけど、カツオ節をかけると、とても美味しいです。 5月8日は「ゴーヤーの日」 です。
 
  パパイヤ
宮古島の多くの家で実を付けるパパイヤ。 
沖縄では熟(じゅく)して黄色くなってから食べるより、まだ緑のうちに野菜のように炒(いた)め物にして、食べることが多いです。
果物なのに、わざわざ野菜パパイヤともよばれています。 

パパイヤを研究している人によると、熟していない緑色のうちの方が、酵素(こうそ)といわれる栄養素などが多めに含まれているので、この食べ方もおすすめなのだそうです。
細く切ってシーチキンや豚肉と炒めると、とっても美味しいよ。 漬物(つけもの)にしたり、いろんな料理に利用できます。
   
  島ラッキョウ


島ラッキョウは生で食べたり、炒(いた)めたり、天ぷらにします。 
生だとちょっと子どもには辛(から)くて食べにくいけど、大人にとても人気があります。
   
  らっかせい
ピーナツ



宮古島では、ピーナツのことを 「ジーマミ」と言います。

アメリカでは野球を見ながら炒(い)ったピーナツを食べるらしいけど、宮古島では家で宴会(えんかい)をする時に、ゆでたピーナツがよくでてきます。 大人も子どももだ〜いすき!
   
  ヘチマ
宮古島では、ヘチマのことを 「ナーベラ」と言います。
ヘチマは、ふつうおけしょう品の原料に使われているようですが、宮古島ではチャンプルーやみそ汁の具としてよく食べます。 食べると、とろ〜っとした感じで、結構くせになるおいしさです。 お母さんがよく食べているのは、キレイになるため・・なのかも?
   
  サツマイモ

むかし干(かん)ばつの時や戦争の時、島民の命をつなぐ大切な食べ物でした。 
宮古島では天ぷらにしたり、ゆでたりして食べます。 薄(うす)く切って揚(あ)げたイモチップにお砂糖をかけて食べると、美味しいお菓子になります。
   
  ベニイモ

栄養たっぷり。 ゆでるとアントシアニンというむらさき色の色素が濃くなって、とってもキレイです。
宮古島ではベニイモアイスクリームが人気で、お菓子の材料としてもよく使われています。
   
  ナンコウ
ナンコウは島カボチャと言われ、沖縄に昔からあるカボチャの一種です。 カボチャと違ってとても水分が多く、沖縄各地でウリカボチャとも言われています。
オシャレなスープの材料としても注目されています。
   
  トウガン
宮古島では、トウガンのことを 「スゥ」と言います。 
沖縄の方言の 「シブイ」と、和名の「トウガン」の頭文字(かしらもじ)を取って、4月10日は冬瓜(トウガン)の日と言われています。
宮古島のトウガン出荷量(しゅっかりょう)は、沖縄県内1位で、生産量の80%が宮古島産です。
2013年には、約1000トン出荷しました。
 
大人も子どもも大好きで
、宮古島では炒(いた)めたり、ソーキ汁に入れてよく食べます。 
   
  カボチャ

宮古島の2013年のカボチャの出荷量(しゅっかりょう)は、 700トンでした。
カボチャは、天ぷらや煮物、コロッケにすると美味しいよね。
栄養たっぷりのカボチャを、たくさん食べよう!

     
モーウィ


瓜(うり)科のモーウィは、熟(じゅく)して甘くなるのを待って食べる瓜とは違って、さっぱりとした味です。 そのため、ほとんどがサラダや酢(す)のものなどの料理に使われます。 
また、カレーに入れたり煮物にして食べてもおいしいです。
   
  島とうがらし

島とうがらしは、宮古島のような暑い地方に育つ植物です。
かわいらしい形と、あざやかなオレンジや赤い色が素敵です。
とっても辛(から)いので、そのまま食べるのではなく、お酢に漬(つ)けたものや泡盛(あわもり)に漬けたエキスを炒め物や宮古ソバなどにかけて食べます。
   
  宮古ぜんまい
宮古島の自然の中に自生しています。 
先がクルッと丸まっていますが、雨が少ないと硬(かた)くなってしまうので、先っぽが丸くならないそうです。 
アクが少ないのでゆでておひたしにしたり、天ぷらや炒め物にして食べます。 シャキシャキした歯ごたえがあって、人気があります。
   
  オクラ
オクラはネバネバして苦手(にがて)な人もいるけど、カルシウムや鉄、カロチン、ビタミンCをたくさん含んでいて、栄養たっぷりの野菜です。 
宮古島で育ったオクラは、甘味があって柔らかいのが特徴です。 おひたしにしたり、天ぷら(花のつぼみも食べれる)にして食べます。
知ってた? カレーライスに入れると美味しいんだって! インドの人もオクラをよくカレー料理に使います。
   
  黒あずき

宮古島で作る黒あずきは、普通のあずきとくらべてとても栄養価(えいようか)が高く、皮の部分にはブルーベリー類に多く含まれるアントシアニンが豊富(ほうふ)です。 
柔らかく甘味があり、ぜんざいにもよく使います。
宮古島ではお祝い料理の材料として、むかしからよく使われています。 黒あずきのたっぷりついた“フキャギモチ”も、お祝いの時よく食べます。
   
  パルダマ

宮古島に古くから自生(じせい)しています。 葉の表が緑で、裏は鮮(あざ)やかな赤紫です。 
鉄分やポリフェノール、食物繊維(しょくぶつせんい)やカルシウムの栄養がたっぷりで、生でも火を通しても栄養が変わらないというすごい野菜です。
パスタのソースにしたり、和(あ)え物にしたり、いろんな食べ方があります。
   
  ヨモギ

宮古島では、ヨモギのことを“ヤツウサ”と言います。 
ヨモギは、薬草(やくそう)として古くから島の人たちの健康管理に役立ってきました。 
独特の強いにおいと苦味(にがみ)が特徴ですが、おじいやおばあは健康のために煎(せん)じて飲んだりします。 
薬味(やくみ)として“ヤギ汁”にたっぷり入っていますが、今はヨモギを使ったソバや、ケーキなどの新しい使い方がたくさんあります。 
   
  ニガナ
島の人たちは、ニガナのことを“ンギャナ”と言います。 
生命力の強い野菜で、ほおっておいてもどんどん増えていきます。 
ビタミンCをはじめ、ビタミンAやカルシウム、カリウムなどを含んでいる栄養たっぷりの野菜ですが、とても苦いので子どもには食べにくいね・・・。
せん切りにしてシーチキンを加え、マヨネーズであえて食べると美味しいよ。 大人になってからたくさん食べよう! 
   
  ムツウサ

宮古島では道端(みちばた)や海岸、野山のどこででも見かける野草です。 ムツウサの花は、白くてかわいいです。 
根は乾燥させて疲れを取ったり、元気になるために薬草(やくそう)として使うそうです。 
葉っぱの部分はヤギ汁に入れたり、天ぷらや和(あ)え物などの料理に使います。 最近は、お茶やお化粧品にも使われています。
   
  ウコン
ショウガの種類で、春ウコン、秋ウコン、むらさきウコンの3種類あります。 
沖縄の方言で、“うっちん”と言います。 お茶や栄養剤(えいようざい)やお菓子など、いろんな商品に使われています。 
二日酔い予防にも効くと言われているので、お酒をたくさん飲む大人の人は、うっちん茶を一緒に飲むといいんだって・・・。 
乾燥させたウコンを粉末(ふんまつ)にして、カレーに入れてもおいしいそうです。
   
  アロエ  
アロエは“医者いらず”とも言われるくらい、お薬としてよく利用されてきました。 特に、お医者さんや病院が少なかった宮古島の人たちにとって、むかしから大切な薬草(やくそう)でした。 やけどをした時に使う人もいます。
アロエジュースやアロエ入りヨーグルトは、とても人気があります。 和(あ)え物にしたり、お刺身(さしみ)にしたり、いろんな食べ方があります。
   
  ローゼル

宮古島でも最近よく栽培(さいばい)されています。  
ハイビスカスの一種で、朱色(しゅいろ)のガクの部分を煮出(にだ)してお茶を作ったりジャムにしたりします。
ビタミンCやミネラルをたくさん含んでいるので、疲れた時に飲むと効くそうです。 すっぱいので、ハチミツやお砂糖を入れると美味しくなります。 とってもキレイな濃(こ)いピンク色のお茶ができます。
   
  レモングラス


葉っぱは細長くて、ちょっとこするとレモンのさわやかな香りがします。 お茶にして飲むとおいしく、リラックスでき女の人に人気のハーブです。 お風呂に入れるといい香りがします。 
ベトナム料理で有名なスープ (トムヤムクン)
にも、レモングラスが入っています。
   
  長命草

ボタンボウフウという名前でも知られる長命草(ちょうめいそう)は、沖縄県の広い地域に生息(せいそく)しています。 
沖縄の元気になる野菜のひとつとして、各地の色々な郷土料理(きょうどりょうり)に使われます。
生のまま刻(きざ)んで使うことが多いです。 少し苦味(にがみ)のある野菜です。
 
     
フルーツ  
宮古島でハウス栽培されるマンゴー Photo by Ayano
 
  マンゴー
宮古島のマンゴー出荷量(しゅっかりょう)は沖縄県で一番多く、出荷時期は6〜8月頃です。 
宮古島の夏の太陽をたくさん浴(あ)びて、甘くておいしいマンゴーになります。 
宮古島のマンゴーは香りがよく、日本全国で人気があります。 もぎたてマンゴーをまるかじりしたら、ハッピー。
   
  ドラゴンフルーツ

鮮(あざ)やかなピンク色と、トゲトゲした皮が特徴のおもしろいフルーツです。 
味はとてもさっぱりしていて、果肉(かにく)が白と赤の2種類あります。 
ドラゴンフルーツはサボテンの種類で、白い花はとてもきれいです。
家族と一緒に、一度ドラゴンフルーツ農園にいってみるといいよ。
左下の写真は、ドラゴンフルーツのつぼみです。
 
  パッションフルーツ

パッションフルーツは香りが良くて、あまずっぱい果物です。 半分にカットして、スプーンですくって食べます。
黄色と紫色がありますが、紫色の実のほうが甘みが多いようです。 右の写真のように、花がとてもかわった形をしています。 一度観察(かんさつ)してみてね。
   
  島バナナ


宮古島の島バナナは、とても甘くておいしいです。 じゅくすると皮がうすくなってきます。 
小さいけどパンチのきいた甘さで、くせになるおいしさです。 家に島バナナの木があるとラッキー。
 
     
  グァバ
宮古島では、“バンシロー”とか“バンチキロー”と言います。 
種がちょっとかたいけど、じゅくするととても甘くなります。 実が白とピンクの2種類あって、ジュースにすると、とろ〜っとしてとってもおいしいです。
右はグァバの木です。

   
  シークヮサー


果実は小さくてかなり酸味(さんみ)が強いので、フルーツのように食べることはありません。 
レモンの代わりに、飲み物や料理に使います。
シークヮーサーは、健康食品としていろんな商品に利用されています。
   
  パパイヤ

宮古島では、野菜のように料理して食べることの方が多いけど、よく熟(じゅく)したパパイヤはとても甘くておいしいです。 レモンをたっぷりかけると、ものすごくオシャレなフルーツをたべている気分が味わえます。
   
  アテモヤ
外側(そとがわ)がゴツゴツしていて、手のひらにのるくらいの大きさのアテモヤは、初めて見る人には全く中身の予想がつきません。 そしてよく熟(じゅく)したアテモヤを切って食べてみると、もっとおどろきます。
アテモヤが、森のアイスクリームといわれているわけがすぐにわかります。 チャンスがあったら、ぜひアテモヤを食べてみよう。
     
  キーツマンゴー
キーツマンゴーはまだ外側(そとがわ)が緑色なのに、しっかりと熟(じゅく)して食べごろになるという不思議なマンゴーです。 
よく育ったキーツマンゴーは、大きさも12cmから15cmと普通のマンゴーよりかなり大きくなり、重さも2kg位いになるのもあります。 収穫の時期は8月頃で、全国に向けて出荷(しゅっか)される人気です。
     
    カニステル

熱帯果実(ねったいかじつ)のカニステルは、最近沖縄各地で栽培(さいばい)する農家が増えてきました。 
宮古島でも栽培する果樹農園があるので、手に入りやすくなりました。 カニステルの味は、果物なのに焼き芋(いも)のようなホクホク感があります。 栄養価も高いそうです。 出荷時期は、11月から3月です。


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